神戸市会議員大井としひろ

おーいマニフェスト2007

安心・安全・住み良い須磨の街づくりに全力投球!!


今年の4月に統一地方選挙が行なわれます
曖昧な、抽象的なキャッチフレーズでは、今の有権者の皆さんは納得しないのが今日の状況ではないでしょうか。

民主党の小沢代表は、「政治とは生活である」、政治は、あくまでも人々の生活に密接につながっているものであって、国民・市民の生活を最優先し、常に具体的でなければならないと言われています。
私も同感です。市民の日常生活のほとんどは、政治によって決定されます。

地方自治体は二元代表制であり、議会は、執行権を持たず執行部のチェックと政策提案そして、条例の提案と議決及び市民と行政との間のパイプ役等をその役割りとしています。
執行権を持っている矢田市政に対して、大井としひろは、これだけは実現させるとの信念を有権者に提示することは大切なことであると考え、あえて地方議員ではありますが、統一選挙用に「おーいマニフェスト2007」を作成しました。

皆様のご意見等をお待ちしております。

はじめに

今年、神戸はあの震災から12年を迎え、その間、創造的復興を掲げて市民の皆さんと共に神戸の街の建て直しを進めてきましたが、その間に時代は大きく様変わりしました。

まず深刻な問題は、人口減少社会と本格的少子高齢社会の到来です。
2007年問題と言われるように、わが国の人口が減少へと転じるのと同時に団塊の世代が定年を迎えます。
このことにより労働力人口の減少による税収等の減少、高齢化による福祉関連支出の大幅増加という傾向がこれまで以上に加速します。

 つぎに、グローバル化についてです。
著しい情報化の進展とともに、国内外の都市間競争は今後ますます激しさを増し、もうすでに神戸でしか手に入らないものはほとんどなくなってしまいました。国際的な魅力や競争力をもたない都市は必ず衰退するという認識のもとで、神戸のアイデンティティを早急に確立しなければいけません。

 そして次に、環境問題です。
地球温暖化をはじめとする環境問題は、21世紀に人類が克服しなければけない最大の問題であり、環境に負荷をもたらす現在の経済社会活動は必ず全般的な見直しが求められてきます。
 また、人々の意識も大きく様変わりしてきました。
量から質へ、画一的な目標から個性の追求へと価値観の変化、多様化が進み、拡大・成長を基調とした社会から安定・成熟型の社会へと移行するものと思われます。
それに伴い、人々のニーズは、安心・安全や健康・生きがいといった基礎的な価値がこれまで以上に重視される世の中になってきます。このように、時代が大きく変化しようとしている現在、神戸では復旧・復興などにより失われた12年間を挽回すると同時に、激動の時代を先取りした諸制度の整備を行う必要があります。

神戸にとってこれからの数年間は、将来に向けた市民生活の充実と先進都市として、持続的発展を決するかけがえのない時期を迎えていると認識し、大胆な政策の提案が必要だと思います。

このような観点に立ち、2年前に提案した「民主党神戸市会議員団ローカルマニフェスト2005」を基に「おーいマニフェスト2007」を作成し、その実現に向けて努力することをお約束したいと思います。

期間は、2007年4月(6月11日)から2011年3月(6月10日)までの次期議員任期期間中の4年間の具体的な政策・施策と主要な数値目標を以下のとおりお示しをしました。

☆☆市政の改革☆☆
市民が主役の協働と参画で、住民の皆さんと一体となった「安心・安全、すみよい須磨の街づくり」に全力を尽くします。
市民の願い、市政の改革に全力で取り組みます。

<具体的目標>
@行財政改革が最優先課題。
A議員定数の削減。
B市政改革を押し進め、市民に開かれた議会の実現。
C汚職のないクリーンな政治。
D透明・公平・公正な市民自治の実現。
E市民相談500件以上目標。
1期目は、450件余の市民相談がありました。誠実に一件一件お応えしています
F市民の声を議会に
須磨区民の皆さんの声を大切にし、広く市民の皆さんの声を拾い集めます。
5年間続けてきました朝の駅での街頭活動をこれからも続けます。

(6:45〜8:30 {月:名谷駅、水:妙法寺駅、金:JR須磨駅}お気軽にお声掛けください)


☆1.社会福祉の充実

高齢化の進展に対応し、社会福祉、社会保障の充実を図り、市民一人ひとりが互いに協力しあう相互扶助の地域社会づくりをめざして、やさしく安心して暮らせる街づくりを推し進めます。

高齢者の方々を社会の構成する重要な一員として捉え、これまで以上に社会参画を図り、地域に根ざした活動グループとして育成し、行政サービスのサポーターあるいは提供者として街づくりの主体となっていただくよう取り組みます

また、乳幼児医療助成制度の維持、待機児童の解消に向けたさらなる保育所の整備とともに、幼保連携や公私連携による3年保育の実現等地域資源の活用などにより保育の選択肢を増やし、更なる保育サービスの充実を図ってまいります。

<具体的目標値>

@保育所待機児童ゼロの早期実現。

Aグループホームの設置数を現在の155箇所から200箇所以上に。

Bケアマネジメントリーダーの数を2倍に。

C鉄道駅舎(5000人以上の駅)の高齢者・障害者に配慮したエレベーター・エスカレーターの設置率90%以上。

D高齢者の方も障害のある方もそして幼児を連れた親も安心して外出の出来るユニバーサルデザインの街づくりを推進します。

E高齢者のボランティア・NPO活動などに参加している割合を50%以上に。

F障害者雇用の法定雇用率1.8%達成。

G障害者のための障害者自立支援を進めると同時に、障害者の方々の自立と参加の支援を推進し、神戸市独自の施策を充実させて利用者の負担軽減を図ります。

H特別養護老人ホーム待機者のゼロの早期実現。

☆2.雇用の創出と民のチカラの活用

ものづくり産業の活性化と医療産業都市構想などの推進で、より多くの雇用創出を図ります。ものづくり技術者が高く評価される社会を確立し、後継者育成を推進します。民のチカラを活用し、市の外郭団体を大胆に見直します。外郭団体として市が関与して行なう必要のない事業は大胆に民間に移行、統合を進めると同時に、シルバー人材の活用や観光振興などこれからますます重要になっていく事業は拡充するなど、集中と選択で大胆な再編成を実施し、さらに、その団体のトップなどに民間人を積極的に登用することを推し進めます。

<具体的目標値>

@新たな2万人雇用創出プランを作成し雇用環境の改善を図ります。

A1人当たりの市民所得を20万円アップさせます。
(年収320万円程度・政令都市中5位以上目標)

B新たな経営手法、技術革新に挑戦する企業を支援し、200社の企業誘致を実現します。

C 神戸市内での起業化・開業率  10%

D有効求人倍率 1.0倍以上

E神戸市が25%以上出資、出損する外郭団体を大胆に再編

F外郭団体への補助金50億円、委託事業費300億円、出向職員600人削減

☆3.ゴミ・環境問題

私たちの暮らしに身近なゴミ・環境問題に真正面から取り組みます。自然と環境が調和をした循環型社会の構築を図り、清潔でゆとりのある都市環境づくりを推し進めます。

海と山に囲まれ自然に恵まれた神戸は、美しい街並みが大きなセールスポイントになっています。しかし、分別収集がようやく全市で実施されたことに代表されるように環境保持に対する認識が残念ながら低いと言わざるを得ません。また、家庭系ゴミは1人当たりの排出量は政令都市ワースト1、地域のチカラを活用した分別収集の徹底やマナーの向上など市民を巻き込んだ取り組みが急務です。さらに、今後ますます増大する環境へのニーズを先取りした環境産業を育成・発展させることで、産業振興とともに環境分野での社会貢献を目指します。
<具体的目標値>

@ 分別収集の徹底と資源化によるゴミの減量化・処理コストの削減。
2011年には、1人当たり(家庭系ごみ)のごみ排出量を600グラム以下に削減

2004年度で政令都市14市中、神戸市はワースト1位の1人当たり(家庭系ごみ)のごみ排出量905グラム
A省エネ・エコ技術の集積をはかるためのフェアーの開催。

B公用車(市バス、ゴミ収集車含む)の低公害車化(低排出車除く)20%達成。

C環境会計を全庁で導入し費用対効果を把握し、今後の施策に反映させます。


☆4.安心・安全な街づくり

すべての市民が手を携えあって、お互いに支えあい、助け合って生きていく地域づくりを推し進め、安心して暮らせる街づくりを実現します。また、災害に強い総合的な防災体制の確立と交通安全対策の充実を推進します。住みよい、暮らしやすい、緑豊かな美しい須磨の街づくりに全力投球します。

<具体的目標値>

@防災福祉コミュニティの結成、区内100%達成。防災教育の普及に努めます。

A信号機の増設、特に音感信号機の増設等を推進します。

B妙法寺川を魚がすめる多自然型の河川の整備改修に取り組みます。

C市バスの須磨区内の路線の開拓を推し進めます。2路線以上開拓。

D名谷駅南の駐輪場の無料化の実現に向けて取り組みます

E多井畑地区の雨水対策の整備を進めます。

F高倉台地区おらが山の山道を整備します。

☆5.豊かな心を生み出す教育と健康増進

子供達を地域で守り育て、育んでいく街づくりを推し進め、豊かな心を生み出す教育を推進します。

子どもたちの未来に夢と希望の持てるまちづくりを推し進め、夢の持てる人づくりを推進します。

学校を地域の生涯学習、生涯スポーツの拠点として有効活用し、豊かな暮らしに欠かせない健康維持、増進のために保健・医療・福祉体制を充実し、市民スポーツ活動の振興を図って、健康で生きがいのある市民生活の実現をめざします。

<具体的目標値>

@学校へのスクールガード配置率100%

A30人以下学級の実現

B 学校校舎の耐震化率100%

C世代に対応した生涯学習の普及に努めます。

Dワーキングママにも息抜きを!子ども達を地域で育てて、お年よりの知恵やボランティアの活用による学童保育を実現させます。

☆6.美しく夢のあるまち
須磨の海岸と六甲山系の豊かな自然を生かしながら、快適な都市環境と文化の香るふれあいのある都市空間づくりをめざします。

花とみどりを生かした夢のあるまちづくりを実現させます。

夢が実現できるまち、夢のあるまち、これからも住み続けたい街、住んでいてよかったなと思える街、安心・安全な住みよい須磨のまちづくりに全力で取り組みます。

<具体的目標値>

@奥須磨公園を自然の残る公園として、魚釣りやトンボやホタルの育つ公園となるよう取り組みます。

A妙法寺川を魚がすめる多自然型の河川に整備改修します。

B県民緑税の神戸市への還元を図り、花と緑を生かした都市型緑化のモデル地域となるよう取り組んでまいります。

C美しい街づくりのためのパトロールの強化を押し進めます。(放置自転車や公共物への張り紙、落書きなどの撤去、防止に努めます)