2013.10.04 平成25年文教こども委員会 本文

65 : ◯委員(大井としひろ)

◯委員(大井としひろ) 前回の関係で,だいち学童保育コーナーの件でちょっとお尋ねしますけれども,前回,常任委員会で局長は現地へ見に行くとおっしゃっておられました。行かれたんでしょうか。そして,その感想をちょっとお聞かせいただきたいんですけど。

66 : ◯長田こども家庭局長

◯長田こども家庭局長 だいち学童保育コーナーにつきましては,先月9月の常任委員会,文教こども委員会の後の翌週9月11日の午後に現場を見させていただきました。もちろん大黒児童館,それからたかとり児童館,こちらのほうもあわせて見させていただきました。
 感想といたしましては,当日は,たしか本会議の翌日の水曜日であったと思いますが,学校の行事があったということで,また放課後子ども教室の実施日にも──これはたまたまなんですが──当たっていたということもございましたので,出席人数のほうは後でお聞きいたしますと44人ということで,平均の出席児童数が53人ということでございますので,10人近く平均よりは少なかったわけでございますが,おおむね日々の活動といいますか,過ごしておられる様子ということについては私自身確認できたというふうに思っております。
 もう少しつけ加えさせていただきますと,そのときももちろんコーナー長のほうともお話をさせていただきましたが,やはりお子さんたちが活動,お過ごしの中で時々大きなお声を出されることはあるようでございますが,日常的には私が見させていただいたときとふだんも同じような感じですと。人数的なものは,先ほど言いましたように,平均よりは10人ほど少なかったわけでございますが,そういうふうな感じでおおむね落ちついて過ごしておられますというようなお話をお聞きしたということでございます。

67 : ◯委員(大井としひろ)

◯委員(大井としひろ) 時々大声とおっしゃられて,おおむね静かにしておられたということですか。
 僕,その後,私のほうも2度ほど寄せていただきまして,1度目は5時過ぎにお伺いすると,そしたら残っておられる延長の子供たちだけだったので,それでも10人近くおったんですかね。それでも大声で騒いでおりました。もう1度寄せていただいたのは,月曜日の3時過ぎにお伺いしまして,4時ごろまでおったんですけど,50人超えるぐらいの子供がおりまして,広さがどうとか,子供たちの1人当たりの平米がどうとか,そういう次元の話ではなかったですね。小学校で授業中の風景とは全く違う風景がそこにはありました。
 うるさいというか,大声で本当に走り回っているというか,コーナー長も──今のコーナー長は穏やかな方で,特に危ないことをすると注意されておられましたけども,やはり注意はされておられるんでしょうけども,子供たちも大騒ぎしているという,あの状況は看過できないと思いましたよ。一刻も早く,あの状況は何とかしてほしいと思って帰ってきました。
 きょう,委員会でお願いするのは,やはり大黒の児童館のような間仕切ったようなスペースで,もう少し広いスペースで子供たちを置いてやるというのが大事やと思いますよ。御父兄の方々が前回の陳情の中では,もう1つ隣に空き店舗があると,あそこを借りてほしいというのをおっしゃっておられましたけれども,ぜひ,あそこを借りていただきたい。そして,子供たちを2つに分けていただいて,やっぱり勉強して,机で勉強している子供たちと走り回って騒ぐ子とやはり分けてしないと,あれは,私が初めて行ってびっくりしたのは,あの大声,騒音,考えもつかなかったです。
 コーナー長はおっしゃられませんでしたけど,御父兄から聞くと,以前のコーナー長さんは1度そういうことで注意して頭をこつんとされたと。そして,結局やめられたというようにも聞いております。そういうことを考えますと,やっぱり子供たちの環境というのは,時々大声とかとおっしゃられましたけども,もう1度月曜日の4時ごろに行ってください。とてもやないけれども,子供たちのあの環境は看過できないと,局長も思っていただけると思うんで,そこのところをもう1度お伺いします。

68 : ◯長田こども家庭局長

◯長田こども家庭局長 ちょっと先ほど私も言葉足らずでございましたので,失礼いたしました。私も静かであるという印象は全く持っておりません。正直,やはり1部屋でございますので,確かにお子さんの声が元気であるのはいいことでございますが,非常に響きやすい面があるということは当然感じたところでございます。
 また,ちょうど駅側,南側と,それから西側のほうに非常に,特に西日が当たるということもあったんだと思いますが,遮光性の高いカーテンを設置しているといったこともございますし,また建物の構造上,ところどころに非常に大きな柱が張り出しているというようなことから,やはり圧迫感といいますか,そういったところがあるなというような印象も受けたところでございます。
 ただ,私ども,今のままで,現状のままでいいというふうにはもちろん思っておりませんで,生活環境の改善ということにつきましては,以前から御要望があるトイレの増設でありますとか──これは,今,日程調整をしておりますが,11月ぐらいには増設工事を行いたいというふうに思っておりますし,また休養スペース,お子さん,少し調子が悪いときに休んでいただく,そういった休養スペースの確保をするための事務スペースの見直し,これにつきましては,9月の終わりに既に実施をしたところでございます。
 また,やはり非常に音が反響しやすいというようなこともございますので,例えばですが,ちょっと検討してみたいと思っておりますのは,壁面に吸音材のようなものを取りつけるというようなことができないのかどうか,あるいは今申し上げましたカーテンを少し余り遮光性が今ほどではないようなカーテンにつけかえて,もう少し圧迫感をなくすというような,そういった試みもできないのかどうか,こういったことについては引き続き検討していきたいというふうに考えております。
 当然,近隣に大黒児童館,それから校区外にはなりますが,たかとり児童館──たかとり児童館も非常に採光,非常に光明るく,ゆとりもございますので,そういった既存の施設も有効に活用しながら,だいち小学校の学童保育ニーズに今後とも対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。

69 : ◯委員(大井としひろ)

◯委員(大井としひろ) 児童館を建設するとなると,それは多額の費用もかかるんでしょう。大変だと思いますよ。だけど,今回のこういうだいち学童保育コーナーというような形で,こういうスペースを借りられてするということでいくと,費用も児童館のような,そんな建設費用というのがかかるわけでもなく,また借りても,子供たちが減れば,また借りるのをやめればいいわけで,それほどのとんでもない費用がかかるわけでもないわけなんで,ぜひ──あの環境を見ますと,私は看過できない,一刻も早く隣のスペースも借りていただいて,あそこで男の子・女の子に分けるのか,勉強する子と遊戯する子と分けるのか,そんなことも含めてぜひ考えていただきたいと思います。これ,要望しておきます。
 もう1点,ちょっと質問します。
 きのう,子育て会議が政府のほうで行われましたね。保育所の利用要件緩和ということであったわけなんですけれども,神戸市の場合に,前回,予算委員会とか,いろんなところで,神戸市の待機児童531人というような数字があったと思うんですけれども,今回,こういう要件緩和をするとなると,相当な待機児童数になるのかなと思ったりします。
 それと,当然,神戸市も横浜が待機児童ゼロとかということになって,そのゼロを目指して頑張ろうということで,多分,保育所などの増設とか,保育ママ事業を広げるとかということは当然されようとしておられるんだと思いますけれども,その辺で,今回の国の子育て会議のこの辺の利用要件緩和ということで,どのような状況に神戸市,今すぐにはちょっと数字は出てこないと思います,大体で結構なんで,ちょっと教えてほしい。

70 : ◯長田こども家庭局長

◯長田こども家庭局長 ことし,25年4月の待機児童337人でございます。531人,申しわけありません,24年4月でございます。
 国の子ども・子育て会議,きのうですか,開催をされたということでございまして,報道でもされていますように,いわゆる保育所の利用要件に当たります保育が必要な事由ということについて,国の案が示されまして,おおむね了承されたというふうに聞いております。新しい制度におきましては,例えば,パートや夜間の就労,あるいは在宅勤務,こういった多様な形態の就労についても新たに対象に加わるということでございますし,またあるいは求職活動,それから虐待やDVのおそれがある方,また育児休業中の継続利用,こういった方々などが新しい制度に加わる,保育が必要な事由に加わると,こういうことでございます。
 ただ,これまでも,国の通知に基づく運用というような格好で,全てではありませんが,私どもも今の法制度でいいますと,いわゆる保育に欠けるというような観点で,保育に欠ける状況に応じて入所要件として認めてきたというものも数多くございます。
 そういう意味で,どれくらいになるのかという今後の見込みでございますが,これにつきましては,現在,ニーズ調査を実施いたしております。このニーズ調査をもとに,平成27年度から子ども・子育て支援の事業計画を神戸市としてつくっていくということにしております。ニーズ調査を踏まえた上で,正確な数字はちょっと申し上げられませんし,まだまとまっておりませんので,申し上げられないわけでございますが,ニーズ調査を踏まえた上で,当然,保育所,認定こども園に限らず,小規模保育所なり,いろんな多様な新しい制度における多様な手法を最大限に活用しながら,待機児童のできるだけ早い解消に努めていきたいというふうに最大限努力をしていきたいというふうに考えております。

71 : ◯委員(大井としひろ)

◯委員(大井としひろ) ちょっとお答えいただけなかったんですけど,例えば,保育所とかの定員をふやすとか,そんな計画は当然あるんだと思うんですけども,それから保育ママ事業も来年度に向けて,当然,337人の待機児童ゼロを目指してやってこられたと思うんですけども,その辺の計画のことはちょっとお話しされなかったんですけど,ちょっとお聞きしたいんですけど。

72 : ◯長田こども家庭局長

◯長田こども家庭局長 個々の保育所の定員の拡大ということにつきましては,もちろん今までも新しい新設保育園の誘致だけではなく,既存の民間保育所なり,公立保育所も含めまして,その地域地域のニーズに応じて定員の拡大ができないか,増築等々によりましてそういったことができないかということは,全ての全市的に全ての地域において,私ども,できる限りの対応をしてきたところでございます。そういったことも踏まえまして,特に利便性の高い駅周辺の地域に新しい認可保育所を整備すると,そういったことを中心に保育ママ,あるいはこれからは小規模保育,こういったことも活用しながら,待機児童の解消に全力で取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。

73 : ◯委員(大井としひろ)

◯委員(大井としひろ) 最後にします。
 待機児童の要するに数が,ハードルがぐっと上がるということに当然なるわけで,横浜さんは前回の低い待機児童というのか,言い方は難しいですけども,そこをクリアされたわけですけども,今度,神戸市の場合は,もう少しハードルの高い待機児童ゼロを目指していただきたいわけで,ぜひ早期に,子ども・子育て会議の中で利用要件が緩和された,この中で待機児童をぜひ早期に達成していただけるようにぜひ要望して終わります。
 以上です。