2015.03.12 : 平成27年予算特別委員会〔27年度予算〕 (意見表明) 本文


  (午前11時2分開会)
◯委員長(大井としひろ) ただいまから予算特別委員会を開会いたします。


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◯委員長(大井としひろ) 本委員会は,去る2月24日に平成27年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計60議案の審査方を付託されて以来,局別審査,市長・副市長等に対する総括質疑を行ってまいりました。本日は,これら各会計予算及び関連議案,並びに松本のり子委員外7名から提出されました予算の編成替えを求める動議及び本委員会に送付されました陳情2件に対する各会派の意見表明を行いたいと存じます。
 それでは,まず,平成27年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計60議案並びに松本のり子委員外7名から提出されました「予算第1号議案 平成27年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議について,各会派の御意見をお聞かせいただきたいと存じます。
 まず最初に,民主こうべさん,藤原理事。

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◯理事(藤原武光) 意見表明。民主こうべ政策議員団。
 民主こうべ政策議員団は,平成27年度神戸市各会計予算案並びに関連議案,合計60議案について,要望13件を付して原案のとおり承認します。
 また,予算第1号議案等の編成替えを求める動議については,原案を承認するため反対します。
 理由。
 平成27年度予算案は,「市民が元気で働けるにぎわいのある街の実現」を初め,5つの重点施策を柱とした積極政策予算が組まれました。国のまち・ひと・しごと総合戦略に基づく東京一極集中是正の課題については,神戸市独自の東京本社機能誘致策として,企業拠点移転補助制度の創設,また,神戸国際戦略の策定に伴う新たな海外展開として,効果的な海外へのシティープロモーションの推進,iPS細胞を用いた神戸アイセンターの建設推進,子ども・子育て支援新制度の実施による保育定員枠1,200名の拡大及び乳幼児医療費の無料化の拡大,ガイドヘルプの基礎時間の拡大など,輝ける未来創造都市の実現に向けた予算案として編成されたことに対して評価します。
 なお,以下13件の要望を付して,平成27年度当初予算案並びに関連議案を承認いたします。
 要望。
 1,国際フルートコンクールの見直しの検討に当たっては,神戸の文化創生都市としての重要性を踏まえ,継続を前提に創意工夫を凝らした検討をされたい。
 2,介護リハビリロボット等の機器開発について,兵庫県と神戸市の連携を強化するとともに,神戸の産業として育成のための支援を強化されたい。
 3,児童虐待について,専任・専門チームで対応するなど,相談件数が増加する中で一定の成果を上げていますが,一時保護の件数が増加するなどの状況に対応するためにも人員配置及び保護中の学習支援などを強化されたい。
 4,認知症対策において,新しいスクリーニングツールの開発及び認知症サポーターの新たな活用をされたい。
 5,学ぶ力・生きる力向上支援員及び学校司書について,早急に全校配置に努められたい。
 6,生活困窮者対策は,庁内と各機関等による情報の連携で,よりきめ細やかな対応に努められたい。
 7,雑紙回収について,効果をさらに高めるためにも,普及促進を図り,常時排出ができるように努められたい。
 8,地下鉄海岸線について,南海トラフなどの災害を想定し,減災及び津波対策等について万全の対策を講じられたい。
 9,神戸空港の路線の維持と安定した運航確保を行うとともに,神戸空港のコンセッションによる3空港の一体運用で,さらに利便性の高い空港促進に取り組まれたい。
 10,三宮における客引きについて,兵庫県の客引き行為等の防止に関する条例を有効に生かし,兵庫県警や関係機関及び地域と連携し対策の強化を図り,神戸のまちの品格の確保に努められたい。
 11,農産物のブランド化の推進について,中長期的な視点で,コーディネーターなどの専門家の協力など関連機関との連携を強められたい。
 12,神戸電鉄シニア利用促進パスについて,新年度の社会実験を踏まえ,公共交通を利用した高齢者の社会参加ができるような促進策の構築に努められたい。
 13,救急出動について,市民の生命と安全を守る任務を遂行するためにも,保健福祉局や危機管理室等々の連携により,適正な救急出動に努められたい。
 以上。