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只今、神戸市役所29階躍動の会議員団控え室です。
定例市会一般質問が終わりました。
躍動の会大井としひろ 本会議一般質問
以下質問要旨
議事録出来次第、執行部の答弁を掲載致します。

躍動の会の大井としひろです。それでは、最初に
1) ビーチスポーツの振興等による須磨海岸の活性化について、お伺いいたします。
2023年より須磨海岸で開催されている「ジャパンビーチゲームズ須磨」は、毎年規模も拡大しており、様々なビーチスポーツに親しめるとともに須磨海岸の活性化に繋がる非常に良い取り組みであると評価をしています。また、今年10月の開催の際には、日本バレーボール協会会長の川合俊一氏から須磨海岸はビーチスポーツをする上で、ポテンシャルの高い非常に良い環境であるとおほめの言葉もいただきました。
須磨エリアの更なる活性化や神戸のブランド向上に向け、国際スポーツ大会の誘致が効果的ではないかと考えます。今後、国内大会など実績を積んだうえで、2年に1回開催されているビーチバレーボールの世界選手権を須磨海岸に誘致してはどうかと考えますが、ご見解をお伺い致します。
次に
2)過積載車両のチェックと啓発について、お伺い致します。
神戸市内の道路や橋梁は建設から50年近く経過したものもあり、老朽化が進んでいます。国土交通省によれば、通行車両全体のわずか0.3%の過積載大型車両の通行が、コンクリート床版(しょうばん)の劣化影響度の91.5%を占めているとの事でありました。残りの99.7%の遵守車両の影響度は8.5%だけとの事でした。また、過積載車両1台の軸重制限値が10tから12tになるだけで、道路橋に与える影響度は超過率の12乗に相当し、遵守車両9台分にもなります。これがさらに軸重制限値が20トンになれば、1台で橋梁コンクリート床版への影響は約4,000台分に相当するとの事であります。
過積載車両は、下り坂ではブレーキ故障のリスクも高まります。また、埼玉県八潮市の陥没事故のような事態も神戸市でも完全には否定できません。本市として、過積載車両の取り締まり強化や、橋梁・道路の定期点検、老朽化構造物の早期修繕等が重要であり、安全確保のための対策が求められますが、ご見解をお伺い致します。
次に
3)「認知症の人にやさしいまちづくり」の推進と制度の周知徹底についてお伺いします。
神戸市長選の最中、私の板宿事務所に市民の方が訪れ、「行政のおかしな見解について」とのお手紙とともに相談をいただきました。認知症の徘徊や行方不明は増加しており、みまもりシールの制度を広報紙KOBEで知って申請したところ、福祉局担当から「医師の診断書がないと認知症と判断できず、シールは渡せない」と説明されたとのことです。しかし、奥様は3年前に認知症と診断されており、現在も3か月ごとに通院し要介護2。これまで数回の行方不明歴があり、警察の保護歴も複数回。さらに、神戸市高齢者あんしん登録事業へ既に登録され、ケアマネとの定期面談も継続しています。それにもかかわらず、みまもりシールの交付に、改めて時間と費用をかけて診断書を提出する必要があるのかと強い疑問を示されました。その場で高齢福祉課長に電話で確認しましたが、診断書が必要との回答でした。みまもりシールは早期保護が目的であり、主治医の意見書や、あんしんすこやかセンターの情報を活用するなど、診断書を不要とし、市民負担を軽減すべきと考えます。ご見解をお伺いします。以上3点について、簡潔にご答弁をお願い致します。
これから一問一答でお願いします。
3)「認知症の人にやさしいまちづくり」の推進と制度の周知徹底について、再質問致します。
(再質問1)
3年前、奥様の体調に不安を感じて須磨区保健福祉課に相談し、病院での検査を経て認知症と診断され、「神戸市高齢者あんしん登録事業」に登録されたと伺っています。当時はすでに「認知症の人に優しいまち 神戸モデル」が開始されており、認知症診断の無料受診、機能健診や精密検査、最大2億円の賠償責任保険、24時間対応コールセンター、GPS端末補助など、さまざまな支援が利用可能でした。しかし、相談時にはこれらの支援策の案内が十分に行われなかったように見受けられます。市民が不安を抱えて窓口を訪れる際、相談内容に応じて利用できる制度を丁寧に案内する姿勢こそが、「認知症の人にやさしいまちづくり」を掲げる神戸モデルの理念に合致するものです。今回の職員の対応をどのように評価し、今後の改善につなげていくのか、ご見解を伺います。
(再質問2)
昨年12月の一般質問において、私が精神障害者手帳の再発行を代理申請した際、須磨区役所の健康局の職員が「親族でも兄弟でも再発行できません」との一点張りで、非常に不親切な対応であったことを指摘しました。私の実家は尼崎で、尼崎市役所の窓口で相談したときは、こちらが聞かずとも複数の職員の方から様々な支援制度の紹介をして頂き、寄り添う姿勢が感じられました。残念ながら今の神戸市には、このような寄り添う姿勢は感じられませんでした。また、神戸市の窓口では、本人からの具体的な申し出が無ければ必要な情報を提示しない、いわゆる「申請主義」のような考え方が、職員の中で浸透してしまっているように思います。今回の事例を改めて庁内で共有し、窓口職員の指導も含め、神戸市の姿勢を改めるべきと考えますが、ご見解をお伺いいたします。
(再質問3)
今回の事案は、職員の対応だけでなく「制度の周知」にも課題があります。10月には「認知症対策 さらなる周知を」という見出しで神戸新聞に報じられるほど、市民への丁寧な情報提供・周知徹底が求められています。「認知症神戸モデル」を真に実効性あるものとするため、対象者や関係機関に対して、効果的な広報のあり方を検討し、周知徹底を図るべきと考えますが、ご見解をお伺いします。
(再質問4)
先日、西宮市が東京大学大学院と協定を締結し、ICTを活用して行政課題を解決していくとの報道がありました。同大学院の教授は、「市のサービスを全部知っているAIを作りたい。」と、例えとして災害で被災した市民に対して多くの支援があるがAIが漏れなく支援制度を伝えることを示されました
職員による周知徹底を進めていただくのは当然ですが、こういったICT技術を活用した取り組みについても検討すべきではないでしょうか、ご見解をお伺い致します。
(まとめ)
担当課長から、「当人や家族が“認知症と診断された”という事実を告知しなければ、みまもりシールは渡せない」との趣旨の説明を受けました。しかし、このような行政の見解は、現場の実態や家族の不安に十分寄り添っているとは言えず、大きな疑問を感じています。今回、先程のご答弁で今回の事について、改善していただけるとの事、一歩前進と感謝申し上げます。現在、認知症に伴う徘徊や行方不明は深刻な社会問題となっており、当事者自身だけでなく、家族介護者にとっても大きな不安と負担となっています。こうした状況だからこそ、行政は最も身近な支援者として、柔軟で安心できる支援体制を示して頂き、当事者・家族が安心して相談や受診につながる環境を整えるべきではないでしょうか。現場で生じている切実な声や不安に対して、より一層、認知症の当事者と家族に寄り添った支援と対応が求められています。そのこと強く申し上げ次の質問に移ります。
(再質問5)
1)ビーチスポーツの振興等による須磨海岸の活性化について、再質問いたします。
須磨海岸で世界最高峰のビーチバレーボール大会を開催するには、まず FIVB(国際バレーボール連盟)のワールドツアーなどの国際大会を誘致して実績を積むことが重要だと考えています。次に、神戸市・商工会議所・地元企業が協力し、運営力、資金、ボランティアなど総合的なサポート体制を整える必要があります。実現には大変な時間がかかると見込まれますが、段階を踏んで準備すれば、須磨の立地や地域力を活かして世界大会開催は十分可能だと考えますが、ご見解をお伺い致します。
(再質問6)
ビーチスポーツの振興は、夏季における須磨海岸の活性化に大きく寄与するものと考えますが、須磨海岸の魅力は夏だけにとどまらず、春には潮干狩りや海辺散策、秋には夕景やマリンアクティビティ、冬には静かな海岸での観光やイベントなど、四季折々の楽しみが体験できるポテンシャルがあります。こうした多様な魅力を活かし、四季の移ろいを感じられる須磨海岸の魅力を存分に活かした仕掛けやPRが必要と考えますが、ご見解をお伺いします。
(まとめ)
12月7日の日曜日に久元市長もお越しいただき須磨区役所多目的会議室にて「須磨らしい未来を語る会」が開催されました。須磨区内の各種団体のリーダーの皆さんが参加されました。そこで3組の団体の皆様から活動報告がありました。
1)須磨を翔ける!私たちが大切にしていること~ボランティアサークルの活動を通じて~神戸市立須磨翔風高等学校ボランティアサークル
2)海苔養殖の枠組みを超えた漁業の展開~すまうらすいさんの実践(須磨のりや須磨のサーモンの販売拡大)~すまうら水産有限責任事業組合
3)須磨の「すきま」を喜びで埋める~地域の笑顔をつなぐゴミ拾い(幼稚園児たちが主体となって、ゴミ拾い)~ボランティア団体すきま会の3組の団体の皆さんから活動報告がありました。
各団体の皆さんの心をこめた活動に胸が熱くなりました。
市長も質問されていましたが、参加者の皆さんは、もっと神戸・須磨を盛り上げたい、との思いで発表されていましたが、市長にもその思いは伝わったと思います。
無理やり繋げますが、世界最高峰のビーチバレーボール大会を須磨海岸で開催することは、国際都市・観光都市としての神戸のブランド力向上に大きく寄与します。神戸の経済の活性化や観光・文化スポーツ振興にもつながり、経済効果は計り知れません。須磨海岸はJR須磨駅から徒歩1分という抜群の立地に加え、中心市街地や空港からのアクセスも良好で、海・山・街が調和する景観は、高いPR効果があります。課題は存在しますが、「オール神戸」で取り組めば実現は十分可能と考えます。是非、実現に向けて前へ進めて頂くよう強く要望致します。
(再質問7)
最後に過積載車両のチェックと啓発について、再質問致します。
過積載車両による道路や橋梁への負担軽減には、取り締まり強化や構造物の修繕等と併せて、事業者や運転者への周知徹底が不可欠です。兵庫県過積載防止対策連絡会議の構成機関として、どのように啓発活動を実施していくのか、ご見解をお伺いします。





